今回は、「原付で安くキャンプに行く」を目標に、原付でキャンプに行ってきました。
悪天候の中キャンプを強行した結果、割とひどい目にあいました。
原付でキャンプに行く
原付でキャンプに行こうと思い立ったのは、ゆるキャン△の影響
自転車やバイク(原付含む)だと自動車と比べて半額で利用できるキャンプ場があるから
例えば、今回利用した青川峡キャンピングパークをハイシーズンに利用した場合、原付の場合2000円、自動車の場合安くても6000円します。
差額の4000円で食べたいものを買って、お酒も好きなだけ買えます。もちろん、キャンプに行く回数を増やすこともできます。

原付ならあるし、自動車で行くよりも3倍もキャンプに行ける!!
よっしゃ、原付で行こう!
荷物の選別 何を持って行って何を切るか
原付でキャンプに行くにあたって、まず考えることが何を持っていくか?
最低限、テントや寝袋は必要です。
それでは、マットはどうするか?椅子は?という選別がありました。
今回持って行ったのは、大体下のリストのとおり。
- テント(ペグ、ハンマー、グランドシート含む)
- 焚き火台(着火剤、火起こし道具、焚き火シート)
- ソフトクーラー(食品と飲み物)
- 寝袋(マットは無し)
- テーブル
- イス
- 調理器具(ナイフ、箸、フォーク、スプーン)

こまごまとしたものは書いてないけど、だいたいこんな感じ。
パッキングする
とりあえず、家にある一番大きなリュックに荷物を詰ることにします。
それでも、ソフトクーラー、シュラフ、テントが収納できませんでした。
ソフトクーラーはキャリアボックスの中にいれました。
シュラフとテントはキャリアボックスの上にロープでガチガチに固定していくことにしました。

ロープよりも、ネットのほうが固定しやすいので、ネット買った方が良いです。
いざ、出発!!
さて、出発しましたが、荷物が多くて、運転しづらい。
普段は、スーパーに行くぐらいですから普段と全く違います。
ふらついたりこけたりはしないけど、右左折がしづらい。
身体を倒すとそのまま倒れるんじゃないか?という恐怖心すらありました。
たくさんの荷物をリュックに入れているせいで、重心が高いし、リュックと自分の体が完全に固定されていないので、重心が移動する。
ツーリング用のサイドバッグやシートバッグがあれば、重心が低く、重心が安定して運転しやすいだろうな。と思った。

原付につけられそうなバッグがわからないので、今後の対策は検討中…
道中
普通に原付で走っていても同じですが、自動車にバンバン抜かれる。
原付でもスロットルをまわせば、60km/hぐらい出るんだけど、違反だからそんなことはしない。おとなしく抜かれ続けました。
むしろ、信号待ちで1mも無いぐらいまで車間を詰めてくる自動車がいたり、右側に並んでくる自動車が居たり、自動車に殺されるんじゃないかと思いながら原付に乗ります。

無駄に車間詰めてくるんじゃねえよ。死ぬのは俺だぞ!
雨の中、キャンプ場へ到着
車間を詰められたり、抜かれたりしているうちに、キャンプ場へ到着。
今回行ったのは、三重県いなべ市の青川峡キャンピングパークのライダースサイトです。

青川峡は、いわゆる高規格のキャンプ場で、場内は整備されていてきれいだし、設備は便利です。
アクセスは、高速のICから近くて、県内はもちろん愛知県や岐阜県からのアクセスは抜群に良いです。
キャンプ場直前は上り坂になっているので、2速か3速に入れておとなしく20㎞/hぐらいで登りました。
この頃には雨が降っていて、びしょ濡れで到着しました。
チェックアウトを済ませて、キャンプ場とサイトの案内を受けます。
この日は雨予報のせいかライダースサイトは私1人!!

やったぜ!!サイト1人締めだ!!!!
場内は、一方通行ですから自動車なら大回りするところですが、面倒臭いからバイクを押してサイトに駐輪。
キャンプ開始~土砂降り
「サイト内は自由に使っていいよ!」と言われたので、サイトのど真ん中にテントを張りました。
雨宿りできるスペースは確保できたのでテントのなかにシュラフを広げてから、焚き火の準備。
薪を買ったけど…青川峡の薪は1束700円。高い…
薪を割って、着火剤を贅沢に使って、何とか着火します。雨の中でも火が付くと、めちゃくちゃ暖かく感じます。
火がついて、冷凍餃子でも焼いてお酒を飲んでゆっくりしようかと思っていたら、雨が強くなってきました。土砂降りレベル。やせ我慢でどうにかなるレベルを超えていました。
雨がやみそうになかったので、テントに退避。
テントから腕だけ伸ばして、シングルバーナーで調理を始めました。
ずぶぬれだし、テントは狭いし、寒いし、味なんかわからない。最悪の状態でした。

帰りてえ…
土砂降り~就寝まで
雨は弱まることはあっても、やむことはありませんでした。
外は真っ暗になってきました。
雨の中見動きが取れず、テント内にいるほかありません。シャワーを浴びて寝ることにしました。
この日は、キャンプ場内のシャワーを無料開放していたので、シャワーで体を温めて寝袋に入って横になりました。
テントが浸水。シュラフも濡れる。
シャワーを浴びて、寝たんですが、しばらくすると背中が冷たくて目が覚めました。
どうもテントが浸水してシュラフも濡れている…
マットは持ってきていないので、これ以上の浸水を防ぐために、ダイソーで買ったビニール袋をシュラフの下に敷いて、これ以上シュラフが濡れないようにしました。

グランドシートを敷いていても浸水するんだから、マットかコットは必須だな…
びしょ濡れで起床。とっとと帰る。
ビニール袋を敷いたところで、濡れたシュラフは乾かないので朝までちょっと湿ったシュラフで寝続けました。
5時ぐらいには目が覚めました。マットが無いから体中が痛いし、服は濡れてるし、最悪な起床でした。
何かを作るという気力は無く、朝食はカップラーメンにしました。濡れている体にはカップラーメンも美味しく感じられました。
チェックアウトは9時からなので9時過ぎにチェックアウトして帰路へ。

濡れたシュラフで寝るって、冬だったら死んでるんじゃないか?
原付キャンプとオートキャンプは別の遊び
今回、原付のキャンプと自動車で行くキャンプは別の遊びだと思いました。
自動車で行く場合、コンパクトカーなら2人、ミニバンなら5人程度であれば、なんでも持っていけて快適にキャンプができます。

自動車で行く場合、シートが2列なら2列目を荷物スペースに。シートが3列なら3列目を荷物スペースにすれば、荷物で困ることはほとんど無いかな。
しかし、原付で行く場合は、積載量が小さいので、より少ない荷物しか運べません。当然無駄なものをどんどん減らさないといけない。

自動車、バイク、自転車や徒歩などキャンプ場に行く方法によって、ギアの選び方も変わりそうです。
良かった点と反省点
今回の目標の1つは、原付で安くキャンプに行く(青川峡なら2000円で泊まれる)だったので、目標は達成できました。
ただ、ずぶぬれになるし料理はできないし、踏んだり蹴ったりなキャンプ身でした。
反省点①焚き火台は、置いていくか小型化
焚き火台と着火剤などがリュックの中でそれなりのスペースを使っていました。そのスペースを使えば他の荷物を充実させられます。
焚き火台を置いていくか、より小型のものを持っていくか?の2択だと思いました。
もちろん、リュックの大きさやバイクの積載量によりますが、焚き火台は無くても良いなら真っ先に切るべきギアだと思います。

私が使っているのは、キャプテンスタッグのV型の焚き火台の大きな方です。焚き火をしたいがために持っていきましたが、正直、一番邪魔でした。
反省点②マットは、持っていく
今回は、マットを置いていく判断をしましたが、マットが無いと次の日に体がバキバキでしんどいばかりで、全く疲れが取れませんでした。
マットもエアータイプとかいろいろありますが、どんなマットであれ合った方が寝心地は良いです。今回のキャンプの経験から、マットは優先順位の高いギアだとわかりました。
反省点③悪天候ならキャンセルする。
今回のキャンプがうまくいかなかったのは、悪天候が1つの要因です。
キャンプに行きたくて仕方なくて、悪天候でも強行しました。
その結果ずぶぬれになり、あまり楽しいとは言えないキャンプになってしまいました。
天気はどうにもならないので、天気予報を見て、天気が悪そうならキャンセルする勇気も必要だと思いました。
まとめ
今回は、雨に降られてずぶぬれになり最悪でしたが、少ない荷物でキャンプをする面白さもありました。
また行きたいけど、ギアの選別が難しいので、次までに準備をしていきます。

焚火台は、小型の物を探して…
マットはもうちょい小さくエアータイプなら持っていける…
ちゃんとした50Lぐらいのザックを購入して…
原付のリアバッグも交換して…
もしかして、車で行った方が楽では??
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